酸洗いの特徴



酸洗いは他の処理と比べてコストが安いのが特徴です。光沢のある製品は苦手な反面、焼け取りには非常に効果があります。またかなり大きな製品も処理が出来ます。 酸洗いはいろいろな金属を酸性の液体で化学的に溶かし、機械加工や溶接時の焼けや変質層を取るものです。
また、バレル研磨や手磨きなどの機械研磨の前処理として酸洗いを行なう事で研磨時間を短縮しより光沢のある金属表面が得られます。 ステンレスの焼け取り、チタンがバレル研磨だけでは光沢が出ない時などには効果的です。ガンコなスケールも浸漬けで除去して白く美しく仕上がります。
酸化スケール(溶接ビード焼け)レーザー焼け、除錆と同時に不動態化被膜が出来るので耐蝕性が向上します。
酸洗い槽 | 1200×1300×2500 |
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他表面処理との比較
光沢 | 耐食性 | バリ取り | キズ取り | 焼け取り | コスト | 大きさ | |
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酸洗い | ✕ | ○ | △ | △ | ◎ | 安 | 小~大 |
電解研磨 | ◎ | ◎ | ◎ | △ | ✕ | 高 | 小~大 |
バフ研磨 | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | 高 | 小~大 |
化学研磨 | ◎ | △ | △ | △ | ✕ | 安 | 極小~小 |
こんな事に向いています!
溶接ヤケの除去、表面の洗浄